Revit Dynamo 基礎1(データ構造)
1. カテゴリー(Category):
建物の要素や部品を一般的な分類でグループ化するための分類方法です。例えば、壁、ドア、窓、床などがカテゴリーになります。
2. ファミリ(Family):
建物内の特定の要素や部品(例:ドア、窓、壁、柱)を表すテンプレートです。ファミリには、形状、サイズ、パラメータ、素材などの情報が含まれます。複数のタイプを持つことができ、同じカテゴリーに属する関連する要素をまとめて管理します。
3. タイプ(Type):
ファミリ内の異なるバリエーションや設定を表します。たとえば、1枚のドアには異なる幅や高さのバリエーションがあり、それぞれが異なるタイプとして表現されます。タイプには固有のプロパティやパラメータがあり、ファミリ内の要素を個別に識別します。
4. インスタンス(Instance):
実際の建物内の要素の具体的なインスタンス(例:実際のドアや窓)を表します。インスタンスは、タイプに基づいて特定のプロパティやパラメータを持ちます。同じタイプのファミリでも、それぞれのインスタンスは位置、寸法、設定などが異なる個別の要素として扱われます。
Revitのデータヒエラルキーは、カテゴリーで要素を分類し、ファミリで関連する要素をまとめ、タイプでバリエーションや設定を管理し、インスタンスで具体的な要素を表現します。これによって、建物内の要素や部品の詳細な管理と操作が容易になります。
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